膝の痛みを軽減するためにe-bikeのクランクを短いものと交換

2021年12月7日火曜日

e-bike QOL カスタム

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あぁ膝が痛い


筆者は片方の膝が悪いのでペダルをガシガシ漕ぐということが出来ません。
普段は健常な足の方を強めに漕ぐようにしてましてe-bikeのアシスト力の助けを借りています。
e-bike様様です。

ですが調子に乗って楽しみすぎるとだんだん膝に痛みが強く出てきます。

負担が掛からないように力を抜いていても距離が伸びればたくさんペダルを回してしまうことになります。
その結果、関節を多く動かすことになり徐々に関節の摩擦で消耗し痛みが出てきます。

膝の痛みを減らすには

膝の痛みを減らすには
「①関節への荷重による負荷」と「②関節が動く摩擦による負荷」について減らすことを考えてみました。
※筆者の場合、膝関節の骨(脛骨近位端)が粉砕したため関節の骨が凸凹な状態となっています。

①関節への荷重による負荷に対する低減方法
 (1)アシストを使い関節への荷重を減らす
  筆者の場合、e-bikeに乗るようになった一番の理由がこれで、
  満足する効果がありましたがゼロにはできず、距離を伸ばすと共に痛みが出てきます。
  ※関節痛をお持ちで自転車に乗れなかった方でもe-bikeであれば乗れる可能性があると思いますので、是非、試乗会等で確かめてみてください!

 (2)ギア比やアシスト力を変更する
  ⇒NG
   ギア比変更は回転数が増えるので「②関節が動く摩擦による負荷」を増大させてしまう。
   またe-bikeのアシスト比は規定があり型式認定など動力系の変更は難あり。

②関節が動く摩擦による負荷に対する低減方法
 (1)クランクを外す(片方のみで漕ぐ!)
  ⇒世の中には片足で漕いでいる方もおられますが現状では両足で漕ぐことを前提としたい。

 (2)クランク長を短くする
  ⇒小さくペダルを漕げば関節の動きも最小化できそう
   というわけで今回は「クランク交換」をやってみました。

e-bikeのクランクは種類が少ない


e-bikeのモーターユニット部に関連するパーツは通常の自転車とは構造が違うので対応規格も異なります。
また、国内ではパーツを手に入れにくいです。
※型式認定もあり交換可能なパーツの種類が少ないためショップでは扱っていなかったり取り寄せが難しいことも。

このため、筆者の場合は海外通販にて購入をしました。

尚、筆者が所有するTREK Rail はドイツのBosch(ボッシュ)製のモーターを採用しており、2019~2022モデルで採用されているモーターユニットは「Bosch Performance Line CX」と呼ばれます。

このモデルは海外では通称「Bosch Gen4」と呼ばれ、4世代目(4th Generation)のモーターですので海外サイトで検索する際などには「Gen4」等で探すと適用するモデルが探しやすいと思います。
(ちなみに私はBikeinnで購入しました)

写真のモデルでは、適合するアシストユニットの記載は下記となっていました。
"Available for Shimano EP8, Bosch Gen4 CX and Brose S Mag systems."(原文引用)

それぞれの記載の意味はこちらになります。
  • Shimano EP8:SHIMANO STEPSの最新モデルで現時点では海外にのみ供給されているモデル
  ※国内仕様ではE8000(8080)というモデルがありEP8はその後継機版という位置づけ
   クランクの取り付け部は見た目では共通と思われます。(要確認)
  • Bosch Gen4 CX:Bosch Performance Line CX(国内仕様ではTREK、SCOTT等で採用)
  • Brose SMag:おそらく日本国内では展開されていなかったはず(未確認・・)
    ※海外ではSpecializedのLevo等で採用。注:Levo SLは別のモーターを採用


交換の結果

クランク長を165mmから160mmのモデルに変更し5mmほど短縮。
微々たる変化なのかもしれませんが体感としては下記になりました。

・何となく子供の自転車に乗ったような感じ
・アタックポジションの際に歩幅が若干窮屈な気がする
・動きが最小限になるのでバランスが崩れにくい気がする
・肝心の痛みの緩和が出来たか ⇒ YES!
・パワーが落ちたような感じは無し ※元々アシスト力が強いモーターなので問題無し


というわけで少し窮屈になったような気はしますが、
痛みが出始める距離が+2,3割ぐらいは伸びたので個人的に痛みの軽減効果はあったと評価しています。
個人差はあると思いますが膝に爆弾を抱える方の参考になれば幸いです。

【備考】
・体格に応じた適正なクランク長というのがあると思いますが、
 私の場合、膝の負担軽減を目的にクランク長を変えています。
・左右でクランク長を変えるというのも考えてみましたが、トレイル走行時のバランスを優先して左右同一サイズとしています。
・クランク長を短くすることのメリットとして段差で引っ掛かりにくくなるという点もありそうですが今のところ効果は感じていません。

【参考リンク】

・海外通販時などお支払い時にカード情報を伝えなくない場合はPayPalでのお支払いがオススメです。

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